RS-232Cという名前を知らない人も多いとおもいますが、以前のパソコンのインターフェイスとしては画期的で、シリアルポートと言われてた「パソコン普及時のFA化の救世主」的役割を果たしていました。
例えば様々な試験機とかからデータを入出力したい、この機械をパソコンで動かしたい、とかという、当時の夢を叶えてくれるポートだったのです。
最近では既に今時のインターフェイスやセンシングデバイスが発達しており、そういう「玄人的組み込み」をすることも少なくなってきたと思いますが、依然としてこういうもので動いている部分(特に工場とか研究所とか)はあるはずかと。
それとパソコンの各種周辺機器もRS-232Cを使っていたものがあり、もうとっくにそんなものは壊れたよ、とか捨てたよとか「飽食の時代」丸出しな感じかと思いますが、特にスキャナ(これはパラレルポートも多かった)や磁気リーダーも多かった様な気がします。
そういう点において、このREX-BT60は、ノスタルジアを感じざるを得ない面白いものだと思います。
ラトックシステム Bluetooth RS-232C変換アダプター REX-BT60たまたまこういうものもありました。
Bluetooth シリアル変換アダプター Parani-SD1000それなりにAndroid向けにUtilityアプリがあったり、パッケージにはWindows用のサンプルプログラムやソースコードも同梱されているなど、趣味・実益両方が味わえそう。ただレガシーポートなので趣味という人も多いかも。
これも同じくBluetoothでシリアル接続機器からコネクトするものです。
商品の説明より
「シリアルケーブルからの解放」 ・ドライバー要らずでRS232cポートに挿すだけで、シリアルケーブル代わりにBluetoothワイヤレス通信が実現します。 ・DIPスイッチでボーレート設定、フロー制御設定が可能。・ペアリングボタンを押してパートナーBluetooth機器との自動接続設定ができます。 電源供給オプション: ・Dsub9ピンの9番ピン(取り付け機器による) ・リチウムバッテリーパック ・USB電源ケーブル ・AC/DC電源アダプター ・DCケーブル ・Bluetooth Version2.0+EDRにより通信安定性が増しました。 使用分野:各種計測機器、測量機器(GPS、TS)、PLC/シーケンサ、ロボット、電子はかり、メッセージ出力機器、音響機器、その他シリアル通信が関係する分野全般
いずれにしても、普通の人向けではない製品ではありますが、レガシーシステムのサポート・維持、そしてタブレット等の今時のシステムのコネクトという観点からいけば、職場の空気を一変できるパワーを秘めているのかもしれません。
ラトックシステム Bluetooth RS-232C変換アダプター REX-BT60
http://shigenoki.blog.fc2.com/blog-entry-68.htmlRS-232CというレガシーインターフェイスをBluetooth接続できるアダプタ REX-BT60